主人公の香取 卓は、52歳。奥さんと適齢期の娘二人の4人家族。東京都下の街に一戸建てを構え、不動産会社に勤める典型的なサラリーマン。70年代に青春時代を過ごして、夢を心の中に封じ込めて、家族のために頑張ってきたお父さんです。
もともと、涙腺が緩く、テレビドラマや映画を観ると、感情移入が激しいのか、直ぐにウルウルしてしまうタイプなのですが、今日の映画も後半に入った頃からは、結構ウルウルしっぱなしで、ちょっと恥ずかしかったです。
「結婚しようよ」は、ある年代以上の人はたぶんご存知だと思いますが、吉田拓郎のヒット曲。この曲をタイトルにしたこの映画には、拓郎の自作自演の曲と他の歌手に提供した曲を会わせて20曲が挿入されており、映画の一部として大きな役割を果たしています。
生まれて初めて聴いた「今日までそして明日から」で私と拓郎の付き合い?は始まった訳ですが、この映画にはその関係を凝縮したようなストーリーと唄のコラボレーションがあって、やはり観て良かったなと思わずにはいられませんでした。
純粋な映画作品として観てしまうと、評価はそんなには高くはないと言うのが一般的だとは思いますが、吉田拓郎が少しでも好きなら、観に行く価値は有ると思います。
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